～これからは～

この程度で負けてなどいられないと
心を奮い立たせても
君の事を思い出すたびに
心細くて　縋りつきたくなる

もう頼ることなど出来ないと
自分に言い聞かせながら
溢れる涙にどうすることも出来ず
自分で自分を抱きしめた

悲しみは昨日へ
そう　簡単に捨て去れれば
どれだけ良いだろう
思い出は過去でしかないと
そう　諦められたら
どれだけ楽だろう

幸せな思い出だけ大切に
励まそうとしても
割り切ることが出来ない

こんなにも弱かったのだと
君に頼りすぎていたのだと
君の存在の大きさを
初めて　感じた

それでも

それでもこれからは
君なしで行かなくちゃ
強くならなくちゃ
いつまでもこんなところにいたら
怒られちゃうよね

歪んで見える大地を
体中の力を使って
蹴った